あなたのお子さんはお着替えをどこまで自分でできますか?「まだ1歳だから・・・」と全て大人が身の回りのお世話をしてしまっていませんか?歩きはじめたら実は少しずつ自立を促していく時期なんです。この記事では歩きはじめてからの子どもへの自立を促す関わり方をご紹介します
子どもっていつからお着替えやシャンプーを練習していけばいいのだろう?
そして具体的にはどんな風にやったらいいのかな?
この記事ではそんな疑問を解消します!
1歳だからまだ大人がお世話をする時期だと思う
着替えを嫌がってしまうのでおもちゃやテレビに集中している間に済ませてしまっている
このように考えている方はもしかしたら見直しをした方が良いかもしれません
- 自分でお着替えやお風呂、靴を履くなどの動作が自分でできない
- 自分でやる気が全くない
- 大人がやってくれるのを待っている
2歳、3歳になった時にこんな子どもに成長してしまう可能性があるからです
それではどのように子どもに関わっていったらいいのかご紹介していきます
いつからはじめればいいのか?
練習を始める時期
冒頭でもお伝えした通り
歩きはじめたら
身の回り様々な動作を練習しはじめる時期です
練習を始める内容
- 服を着る/脱ぐ
- シャンプーをする
- 体を洗う
- 靴を履く/脱ぐ
このほかにも
- 水がこぼれてしまったら自分で拭く
- 植物に水をあげる
- お風呂をブラシで洗う
- 自分が食べた食器を運ぶ
こんなことも大人の関わり方次第で子どもは出来るようになります
娘のりったんは水やりが大好きで1歳4ヶ月でこぼしながらも植木に水をあげてくれます
大人に余裕があれば様々なことを挑戦させてあげましょう
もちろん、全てやらなくては!と気負わなくて大丈夫です
子どもがやりたいタイミングでさせてあげることができればそれで十分なんです
なぜこの時期なのか?
歩行が安定すると今まで移動手段として使っていた両手を「道具を使うこと」に使うようになります
この時期から練習を始めることでお着替えや靴を履くことを「自分でやること」として認識してくれるようになるのです
自分でやってみたい・・・
できた!
上達すればこのような達成感も味わうことができ、それが自信や自己肯定感につながっていきます
大人がついやってしまう子どもの自立を妨げるNG行動
- 大人が先回りしてやってしまう
- やりたがっても「大人がやった方が早いから」「まだ出来ないから」と取り上げてしまう
- 子どもにあった道具や環境を用意していない
まだ出来ないならいつから始めますか?
生まれた時から2歳をピークに3歳まで写真を撮るように社会のルールや環境を吸収する時期があります(モンテッソーリ教育では「秩序の敏感期」と言います)
この時期に「まだうまく出来ないから」と練習する機会を取り上げてしまうと
自分がやらなくても大人がやってくれる
という間違ったルールで子どもが学んでしまい、軌道修正は成長と共に難しくなっていきます
公園で遊ぶ時間を10分削ってでも靴を自分で履く練習をすることをおすすめします!
私も時間に余裕がないとついやってしまいそうになるので日頃から生活に余裕を持つよう心がけています
子どもの自立を促す具体的な声かけ・関わり方
関わりのポイントをまとめてみました
ひとつずつ見ていきましょう!
最初は1%でいい
最初は何も出来なくて当たり前ですから1%子どもに関わってもらうところから始めましょう
例えば
- 服を脱ぐなら靴下を引っ張るだけ
- 体を洗うならネットでくしゅくしゅ泡立てるだけ
- 服を着るなら大人が袖を途中まで通して腕を伸ばして手を出すだけ
これなら
- 「くしゅくしゅ〜」
- 「靴下ぽん♪」
- 「お手て出るかな〜?あ、出たね!」
なんて遊びながら促せばすぐに出来ると思いませんか?
子どもが1%でも出来たら褒めて子どものやる気と達成感を引き出しましょう
楽しい雰囲気で取り組むことがコツです!
出来なかったり、やらなくても無理強いせずまたの機会にトライしましょう
そして少しずつ子どもの割合を増やしていきましょう
大人が日常的にお手本を見せる
あなたは日常の生活動作を子どもに見せていますか?
- 着替え
- 歯磨き
- 手洗い
- お風呂
もし見せていなければ今日から見せてあげましょう
毎日続けることで
ご飯を食べたら歯を磨くんだ
と学ぶことが出来ます
余裕があれば「見ててね」と声をかけて指の動きまで細かくスローモーションで見せてあげることをおすすめします
子どもは見る・聞くという2つの動作を同時に行えないので
見せるときは喋らない
喋るときは動きを止める
を徹底しましょう!
子どもが大人の仕草を真似たり道具を手に取ったら口を出さず見守りましょう
道具の使い方をどこまで理解出来ているのか、子どもが今何に興味があるのか・何をしてみたいのか大人が知ることが出来ます
子どもの使いやすい道具・環境を整える
例えば着替えであれば
- ひとりで脱ぎ着しやすい服
- ズボンを履くときに使う子どもサイズの椅子
など子どもが使いやすい道具・環境を整えましょう
他の場所についてはシリーズ化していく予定です
テレビやおもちゃに注意が向いていない状態で練習する
練習している動作に集中することが出来ていない状態でおこなっても身につかないためです
むしろ
お着替えは大人がやってくれるから遊んでていいんだ
という間違った学びをさせないためにもやらないことをおすすめします
でも、おもちゃがないと着替えるときに泣いて嫌がってしまうんです
1歳過ぎだと嫌がってしまいやすい時期でもあります
- 「どこから手が出るかな〜?」
- 「(袖口を見ながら)お手てどこかな〜?」
こんな感じで楽しい雰囲気で子どもが興味を持てるよう関わったり
「お着替えしたら絵本を読もうか!」と前向きにお着替えに取り組めるように工夫してみましょう
「秩序の敏感期」の時期なので習慣化してしまえばこっちのものです
子どもは適応能力が高いので必ず習慣化する時がきます!
長いトンネルの中にいるような気分になってしまうかもしれませんが必ず出口はあるので子どもを信じて取り組みましょう
私の娘のりったんも着替えや歯磨きを嫌がってしまう時期がありましたが「毎日同じ場所で同じ関わり」を行うことで1週間ほどで協力してくれるようになりました
注意事項としてはお菓子など食べ物で釣るのはやめましょう(理由はまた別の記事で書きます)
おわりに
いかがだったでしょうか?
正直、大人がやってしまった方が早いのですが昨日出来なかったことが今日できるようになると親としては嬉しいものです。
思い切って始めてみると続けていける方が多いのではないかと思います。
子どもが成長する過程を楽しみながら取り組めるといいですね
疑問やもっと詳しく知りたいことなどあればコメント欄へどうぞ!
<ママナースyururiの子育てブログとは?>
こんにちは!ママ1年目のyururiです!
娘の「できた!」が増やせるようにゆるくおうちモンテを取り入れて子育てしてます!
このブログでは
・我が家で実践しているおうちモンテ
・日常を切り取った子育て日記
・大人の取り分け離乳食のレシピ
などをご紹介しています!!
私自身、モンテッソーリ教育を勉強し始めたのは妊娠後期から。
おうちで簡単に始められるモンテッソーリ教育を中心に投稿していますので
モンテッソーリ教育」って子どもにどんな良いことがあるのかな?おうちでやって効果あるのかな?
モンテッソーリ教育やってみたいけど近くに教室や保育園がない!
という方は必見です!ぜひチェックしてみてください!!
参考文献
この記事はこちらの文献を参考にさせていただきました
・「0〜3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!」/藤崎達宏著 (三笠書庫)
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・『いちばんていねいなはじめてのおうちモンテッソーリ』北川真理子著(KADOKAWA)
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