2011年の「ハリーポッターと死の秘宝」で幕を閉じたハリーポッターシリーズですが、マクゴナガル先生を演じたマギー・スミスやダンブルドア校長を演じたマイケル・ガンボンをはじめ、残念ながらこの世を去った俳優も多く存在します。
この記事ではハリー・ポッターシリーズに出演し、私たちに忘れられない演技を残して旅立った俳優たちの最期や亡くなった時期・年齢、彼らが作り上げた名シーンなどをまとめてみました。
彼らが遺した素晴らしい瞬間に想いを馳せてみましょう。
マクゴナガル先生|マギー・スミス(享年89歳)
マクゴナガル先生役を演じたマギー・スミスさんは2024年9月に亡くなりました。享年89歳だったそうです。
イギリスBBCによりますと、マギー・スミスさんは27日の早朝、ロンドン市内の病院で亡くなったということです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/77228d4700ae25006207807f81d2fd08ffe2770a
マクゴナガル先生といえばハリーポッターシリーズでは欠かせない人物ですよね。グリフィンドールの僚艦で変身術の先生です。
偶然にもダンブルドア役を演じたマイケル・ガンボンさんのちょうど1年後の同じ日に亡くなったそうです。
私も時折みせるお茶目なところ、素敵な笑顔が好きだったので悲報を知った時には心にポカンと穴が空いたようなそんな感覚に陥りました。
マギー・スミスさんといえば、『天使にラブソングを』でも厳しいけれど心優しい修道院の院長先生役も印象的でしたね。
どんな作品でも存在感が際立った方だったので特に私と同じような昭和〜平成生まれの世代はマギー・スミスさんの出演された名作に触れた方が多いと思うので胸を打たれた方は多いのではないでしょうか?
アルバス・ダンブルドア校長|リチャード・ハリス/マイケルガンボン
ホグワーツ魔法魔術学校の校長はアルバス・ダンブルドア校長ですが、ダンブルドア校長がシリーズの途中で俳優さんが変更になったのをご存知でしたか?
ハリー・ポッターシリーズの1作目と2作目「ハリー・ポッターと賢者の石」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」ダンブルドア校長役を演じたのがリチャード・ハリスさんですが、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」公開直前に亡くなりました。
リチャード・ハリスさんの後任としてダンブルドア役を担当されたのがマイケル・ガンボンさんですが、マイケル・ガンボンさんもハリーポッターシリーズの撮影終了した後に亡くなっています。
リチャード・ハリス
ハリーポッターシリーズの1作目・2作目の初代ダンブルドア校長役を担当されたリチャード・ハリスさん。
優しい眼差しと存在感でダンブルドア役がとてもハマり役でしたね。亡くなり、俳優が変更になった際は「なぜ俳優が変更になったんだろう?」「前の俳優さんの方が良かった」と惜しむ声も多く聞かれました。
亡くなった理由は悪性腫瘍の一種であるホジキンリンパ腫、いわゆるガンでした。シリーズ2作目『ハリーポッターと秘密の部屋』公開直前の2002年10月25日に亡くなり、享年72歳でした。
悪性リンパ腫の一種であるホジキン病の放射線治療のために入院していたリチャード・ハリスがロンドンの大学病院で亡くなった。
引用元:https://www.cinematoday.jp/news/N0002564
ちなみにリチャード・ハリスさんはダンブルドア役のオファーがあった時にはすでに闘病中で一度オファーを断ったそうですが、孫娘に「引き受けないと口をきいてあげない!」とせがまれたためにダンブルドア役を引き受けたそうです。
なんとも可愛いエピソードですよね。
ハリーを見るような優しい眼差しで孫娘ちゃんも見ていたかと思うと微笑ましいですね。
マイケル・ガンボン
ハリーポッターシリーズの3作目『ハリーポッターとアズカバンの囚人』から6作品の2代目ダンブルドア校長役を務めました。
ハリーポッターシリーズ完結後の2005年9月28日に肺炎にて亡くなりました。享年82歳でした。
9月28日(現地時間)に遺族が、「愛すべき夫で父親であるマイケルは、肺炎の発作を起こしたのち、妻アンと息子のファーガスに見守られ病院で静かに息を引き取りました」と発表した。
引用元:https://www.vogue.co.jp/article/harry-potter-casts-honor-dumbledore-actor-michael-gambon
前にも述べたようにマイケル・ガンボンが亡くなったちょうど1年後の同じ日にマクゴナガル先生を演じたマギー・スミスが亡くなりました。命日が同じって・・なんだか縁を感じますね。
どこまで行っても校長と副校長なんだなぁと感じます。
ハリーポッターシリーズはアズカバンの囚人からマイケルガンボンに俳優が変わったことでダンブルドア校長の雰囲気がガラリと変わりましたよね。
これはリチャード演じるダンブルドアと線引きをして演技をしようという想いからあのようなエネルギッシュなダンブルドア校長になったそうです。
確かにリチャード演じるダンブルドアが『不死鳥の騎士団』で繰り広げられたヴォルデモートとの白熱する戦いができたかな?と思うとイメージが全然湧かない^^;
”最強の魔法使い”という視点で見るとマイケル・ガンボンのダンブルドアもハマり役といえそうですね。
セブルス・スネイプ教授|アラン・リックマン
ハリーポッターシリーズの重要なキーマンであるスネイプ教授を演じたアラン・リックマンも天国へ旅立った主要俳優のひとりです。
『ハリー・ポッター』シリーズでスネイプ教授役を演じたリックマンは、2016年1月14日に癌の闘病の末、69歳で逝去した。
引用元:https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/
ハリーポッターシリーズはハリーの成長物語であると共にセブルスの恋愛も深く描かれた映画と言えるでしょう。
ダンブルドア校長が亡くなる時に「セブルス 頼む」と告げるシーンやセブルスが亡くなるシーンは胸を打つものがあります。特にセブルスが亡くなるシーンは涙なしでは見れないですよね。
ハリーポッターシリーズは金曜ロードショーなどで年に何度もテレビ放送されていますが、スネイプ教授の名シーンを見るたびアラン・リックマンの死に胸がギュッと締め付けられます。
69歳はあまりにも早すぎる死でしたね・・。
アラン・リックマンは4作目の『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』が公開されたときには前立腺がんと診断をされていたそうです。闘病しながら撮影をされていたのですね・・。
病気とは別にシリーズ2作目の『ハリーポッターと秘密の部屋』からアラン・リックマンはスネイプ役を降板したいと訴えていましたが、スタッフから「あなたの物語なのだから」と説得されシリーズ8作を演じ切ったそうです。
ハグリット|ロビー・コルトレーン
ハグリット役を演じたロビー・コルトレーンも残念ながら亡くなっています。2022年10月14日に亡くなりました。72歳でした。
死因は糖尿病を含め6つの疾患に蝕まれ亡くなったそうです。
糖尿病や肥満が大きな要因だったようで亡くなる前は数年かけて減量も成功させていたそうですが最後は体の痛みが強くなり車椅子生活を送っていました。
ロビー・コルトレーンは、6つの疾患により死亡したことが明らかになった。「デイリー・ミラー・オン・サンデー」によると、死亡証明書には臓器不全や糖尿病、肥満など複数の死因が記されていたという。
引用元:https://www.vogue.co.jp/celebrity/article/robbie-coltrane-cause-of-death-revealed
ハグリットはなんと言ってもその親しみやすさが魅力の一つでしたよね!
成長したハリーと再会した時にハグリットがケーキを渡す場面が私は印象に残っています。
ハグリットの親しみやすさは演技というよりロビー・コルトレーンの人間性が溢れた成果なのかも・・というのもロビーはカメラが回っていない時も気さくで楽しい愛される人だったそうです。
ロビー・コルトレーンが亡くなった際にハリーポッター役のダニエルは以下のように語っています。
僕の知る中で一番楽しくて、撮影現場で子どもだった僕らをいつも笑わせてくれた人でした。『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の撮影中には、突然の豪雨にハグリッドの小屋で何時間も雨宿りしましたが、その時、僕らの士気が下がらないように物語を語り、ジョークを言ってくれたのが、特に良い思い出です。
引用元:https://www.vogue.co.jp/celebrity/article/harry-potter-casts-pays-tribute-robbie-coltrane
ハグリットの役柄どうり、チャーミングで優しい方だったのですね。
ナルシッサ・マルフォイ|ヘレン・マックロリー
ドラコ・マルフォイの母親であるナルシッサ・マルフォイ役を演じたヘレン・マックロリーも亡くなった俳優のひとりです。2021年4月16日 52歳の若さでした。
ヘレンの死は夫であるルイスさんのツイートにて明らかになりました。ガンとの壮絶な闘病の末に家族や友人に見守られながら自宅で亡くなったそうです。
映画ではあまり描かれていませんが、原作では闇の帝王から必死に息子を守ろうとする描写が描かれていて闇の帝王サイドについていますが愛情深いキャラクターなんですよね。
ヘレンは演技でマルフォイへの愛情を表現できていたと思いますね。
特に死の秘宝のラストでハリーが死んでいるか確認しハリーに「あの子(ドラコ)は無事?」と問いかけ闇の帝王を裏切るシーンは痺れましたね。
闇の帝王の恐ろしさに恐怖を感じているでも、デスイーターより母親としてドラコを愛する想いの方が強かったナルシッサをヘレンはあのシーンで上手く表現しています。
死の秘宝であのシーンが一番好き!という声もよく聞きます^^
オリバンダー|ジョン・ハート
ハリーが初めて杖を購入したオリバンダーの店を経営していたオリバンダー老人の役を演じたジョン・ハートは2017年1月27日に死去されました。享年77歳でした。
英俳優のジョン・ハート(John Hurt)さんが、膵臓(すいぞう)がんで闘病の末、死去した。
引用元:https://www.afpbb.com/articles/-/3115791
バーノンおじさん|リチャード・グリフィス
ハリーがマグルの世界で居候していたバーノン家の家主であるバーノンおじさんを演じたリチャード・グリフィスは2013年3月28日に亡くなりました。65歳でした。
俳優のリチャード・グリフィスさんが現地時間28日、心臓手術後の合併症で死去した。
引用元:https://www.cinematoday.jp/news/N0051654
映画の中のバーノンはハリーに嫌がらせをしたり怒鳴ったり・・とかなり嫌な性格をしていますが、バーノンを演じたリチャード・グリフィスは温かみと愛情に溢れた人物で、
ハリー役を務めたダニエル・ラドクリフもリチャード・グリフィスの葬儀で涙を見せたそうです。
魔法大臣コーネリウス・ファッジ|ロバート・ハーディ
魔法大臣コーネリウス・ファッジ役を務めたロバート・ハーディは2017年8月3日に91歳で亡くなりました。
死因は明らかにされていませんが、老人ホームで亡くなったとのことです。
ハリーポッター亡くなった主要俳優まとめ
いかがでしたか?
ハリー・ポッターシリーズが世界中で愛され続けているのは、物語の力だけではなく、俳優たちの情熱と努力によるものです。
彼らが遺した魔法は、これからも私たちの心の中で生き続けます。 スクリーンの向こうに込められた彼らの想いを胸に、これからもハリー・ポッターシリーズの魔法の世界を楽しみましょう。
それでは今回はこの辺で。
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