『地団駄ツッコミ』で人気のおいでやす小田さん。
最近、ドラマの出演も増えていますが、「コミカルで味のある演技がいい!」と好評なんです。
お笑い芸人なのにあの役に溶け込んだ演技ができるのはなぜなのでしょうか?その理由はおいでやす小田さんの経歴や憧れの人などが影響していました。
この記事ではおいでやす小田さんが演技が上手い理由やドラマ内での共演エピソードなどを深掘りしてみました。
おいでやす小田の演技が上手いと話題!業界でもオファーラッシュ?
芸人として”大声でキレる”という芸風でバラエティーを盛り上げていたおいでやす小田さんですが、最近はドラマでもよく見るようになりました。
その小田さんの演技が役柄をよく表した演技で非常に味があると好評なんですよね。
小田さんの演技についてSNSではこんな声が上がっています。
私も「石子と羽尾」を見ていますが、シリアスで現実的な題材を扱っているにも関わらずクスッと笑えるところも多くて毎週楽しみに観ています。
W主演を務めている中村倫也さんとおいでやす小田さんの掛け合いが最高なんですよね。
おいでやす小田さんがドラマに出演し始めたのは本当に最近で、2021年4月から始まったドラマ「カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜」が最初なんです。
その後、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」に出演して人気に火が付き、今年の夏に至っては同時期に「彼女、お借りします」と「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」の2本の連続ドラマに出演していて俳優としても人気なんですね。
同時期に2本のドラマに出演するというのは、スポンサーが嫌がる行為でもあるため極力避ける傾向にあるそうですが、それでもおいでやす小田さんをキャスティングしたかったという製作者の熱意をかんじます。
業界でもおいでやす小田さんは今後も俳優としてオファーが殺到するのでは?と噂されているようです。
おいでやす小田さんの演技はドラマ内にとどまらず、映画にもドンドン出演していくようになっていきそうですよね。ゆくゆくは竹中直人さんのようになっていくのでしょうか?今後が楽しみです。
そんな演技に定評のある、おいでやす小田さん。なぜこんなに役柄に合って味のある演技ができるのでしょうか?
【苦労人】おいでやす小田さんの演技が上手い理由はシビアな経歴にあった!
今では人気芸人と肩を並べているおいでやす小田さんですが、以前はくりぃむ上田さんに『天才』と言われながらも25年芸人として売れなかったという過去があります。
おいでやす小田さんは芸人として売れる前の長い間、ピンで「コント芸」をやっていたそうです。
よく「漫才は会話で、コントは寸劇」と言われていますが、漫才というのは芸人がボケ・ツッコミを交えながら本人自身を演じる芸で、コントはキャラクター設定・舞台設定を決めて他のキャラクターを演じる芸になります。
コントと演技は切っても切れない関係にある、ということですね。
その「寸劇」と言われるコント芸をおいでやす小田さんは長年極めてきたので、さまざまな役をやってきたでしょうし表情の作り方やセリフの言い方、雰囲気の作り方などに長けているのだと思います。
「芸人として25年芽が出なかった」と聞くと苦労されたのだな・・と思いますが、その実績が現在しっかり生かされているのでブレずに自分の信じるものを続けていくことってやっぱり大切なんだなと感じます。
「コント芸」と「ドラマ俳優」の大きな壁
さらりと味のある演技をしているように見えるおいでやす小田さんですが、「コント芸」と「ドラマ俳優」の違いに苦労したことも多かったそう。
TBSのインタビューで「コントと芝居の違いはありますか?」という質問に対して小田さんはこのように答えています。
全然違います。一人コントはセリフも動きのタイミングも自分で決めることができますが、芝居はセリフを言いながら同時に動くのが難しくて。蕎麦を食べながらセリフを言うなんてすごいことだなと思います。僕はしゃべりながらそばの薬味をつゆに入れるだけでもセリフが飛びそうになります。
引用元:https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=16481
一人コントは自分の裁量で全て決められるけれど、ドラマ現場は相手や食べながらの演技などコント芸にはなかったことが求められる、と言うことですね。
「コント」と「演技」は一緒のものと捉えていましたが、実際に女優さん・俳優さんと共に現場で役を演じるとなるとやっぱり苦労はあるのですね。
「石子と羽男」については監督とプロデューサーから『そのままでいい』と言ってもらえたようで等身大の小田さんで演じることができき「役に馴染めている」とご自身でも感じているようです。
ちなみに、おいでやす小田さんは『地団駄ツッコミ』という芸風が持ち味ですが、芸風からか「怖い人」と思われることも多いそう。これは悲しいですね^^;
ご本人としてはあくまで「芸」のため怖い人とは思われたくないようです。
これについては”こがけん”さんとタッグを組んで活動することでコミカルさがまして怖がられることは減ってきたようですね。良い傾向です。
人の笑顔を見たくて芸人をされているでしょうからその結果、怖い人と認識されてしまうのは悲しすぎます^^;
こがけんさんとはあくまでユニットであり、コンビではないそうです。小田さんはあくまでピン芸人にこだわっているのですね〜
ドラマの現場はみんな優しくて明るい雰囲気
慣れない演技に現場では緊張の連続なのでは?と心配になってしまいますが、「石子と羽男」の現場ではみんな優しくて明るい雰囲気のようです。
以下はTBSのインタビューの引用です。
有村さんは僕が目をつぶってメイクをしてもらっているときに、背後に立っていつ気付くか?と言うような遊びをしています。
引用元:https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=16481
ほかにも有村さん、中村さん、赤楚(衛ニ)くんの3人を僕が見るシーンで、テストの時はカメラの向こうで3人が僕を笑わそうとしてきたんです。本番もそのつもりで芝居していたら今度は向こうを向いて無視してきて、心が乱されました。ちょっと訴えたいくらいです(笑)。
引用元:https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=16481
有村架純さんも中村倫也さんも赤楚衛二さんもお茶目ですね。
緊張しているおいでやす小田さんをリラックスさせたいという思惑もありそうです。
温かい現場のようで安心しました。
そんなおいでやす小田さん。憧れの人物はなんと「堺雅人さん」なのだそう!
おいでやす小田の目標は「堺雅人」!その真意は?
おいでやす小田さんは様々なバラエティ番組で「堺雅人が永遠の憧れ!」と語っています。
憧れは「ダウンタウンの松本さん」という声は芸人さんからよく聞くような気がしますが、おいでやす小田さんはコント師らしく俳優さんが憧れなんですね。
堺雅人さんといえば、新垣結衣さんと共演した「リーガルハイ」の古美門弁護士のようなコミカルな役から「半沢直樹」のような熱血なサラリーマンを演じることもできる幅の広さに定評がありますよね。
おいでやす小田さんも「石子と羽男」のようなコミカルで笑いのエッセンスを加えられる役から「カラフラブル」のような娘のために奮闘する父親の演技まで幅が広いですよね。
芸人さんは、コミカルな演技は得意な方が多いと思いますが「カラフラブル」で小田さんが演じたような細やかな瞳のゆらぎや、表情が緩む様子、泣きの演技などのいわゆる「視聴者を泣かせる繊細な演技」ができる人は少ないのでは?と思います。
おいでやす小田さんの「役に合ったキャラクター」を演じられる秘密は憧れの堺雅人さんを追い続けてきたから、なのかもしれないですね。
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