31歳という若さで「笑点」大喜利の新メンバーに抜擢された桂宮治さん。
落語家になる前は化粧品会社の店頭販売員を行なっており、なんと年収1000万円を稼いでいたそう!
この記事では落語家になる前の桂宮治さんの仕事ぶりやどこで働いていたのか、落語家を目指したきっかけについて掘り下げていきます!
桂宮治さんは年収1000万越えのエリート化粧品販売員だった!
桂宮治さんは落語家になる前は化粧品会社に勤務していたそうです。
元々は舞台俳優になるために養成所に入って演劇の公演に参加していたそうですが、「舞台俳優」だけでは食べていけず、
「役者やお笑い芸人もやっている仕事があるけどやってみないか」
と芝居の先輩から紹介されたのが化粧品の店頭販売のお仕事だったそう。
「化粧品販売会社でアルバイトを始めたら、これが思いのほか僕に向いていて、すごく成績がよかったんです。自分にセールスマンの才能があるとは思ってもいなかった。複数のメーカーさんの商品を扱って訪問販売するのですが、僕はコーセーさんが多かったですね。」
引用元:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/285678
桂宮治さんが行なっていたのはスーパーなどで行う、いわゆる実演販売ですね!
これは余談ですが・・
現在テレビなどで活躍されているナレーター山崎岳彦(46)さんも以前このお仕事で共に働いていたそうで、売り上げのトップを独走する宮治さんの実演販売をこっそり見に行ったこともあったそう。
山崎岳彦さんはその時のことを
「一生懸命に説明しながら額から汗が流れてくると、ほら豚の脂が流れてきたっていってお客さんをドッカンドッカン笑わせている。今の落語と重なります。これは僕には出来ないなとあきらめたものです」
引用元:https://dot.asahi.com/aera/2021022500023.html?page=3
と語っています。
舞台俳優を続けるために始めた化粧品販売のアルバイトですが、気づくと有名化粧品会社から指名が入るようになり、売り上げは全国一位に。
年収は1000万を超えることもあったそうです。
年収1000万!??すごい!!
かなりインセンティブの高い会社だったということがわかります。
桂宮治さんがどこの化粧品販売会社で働いていたのか気になり、調べてみたのですが公表されておらずわかりませんでした。
売り上げ一位の実演販売員から落語家になったきっかけ
ここで疑問に思うのが、
売り上げ全国1位になり、年収1000万越えという順風満帆にみえる実演販売のお仕事からなぜ落語家になったのか?ということです。
桂宮治さんはこのように語っています
「人を不幸にしているんじゃないかと思いだして。要らないものを要ると騙して買わせているんだから一生の仕事には出来ないと悩みだしたんです」
引用元:https://dot.asahi.com/aera/2021022500023.html?page=3
桂宮治さんは化粧品の実演販売を行いながら
お客さんが買わなくてよかったものを衝動買いさせている
という罪悪感があったんですね。
世の中のどんな仕事も良い面も悪い面も持ち合わせているものですが、お客さんのことを思って悩む桂宮治さんの人柄の良さが伝わってきます・・!
私は元看護師なのですが、世の中では良い仕事とされている看護師の仕事だって「これ患者さんのためになっているのかな?」と考えてしまうブラックな面もあったりします。
病院の経営のためには仕方がない・・!
と割り切って働いていましたが、桂宮治さんのようにお仕事やお客さんに真摯に向き合える人はすごいなと心から尊敬します・・!
結婚式で退職宣言!落語家の道へ
化粧品の実演販売の仕事で悩む桂宮治さん。
妻の明日香さんが「もう好きなことをしたら。私がまた働くから」と背中を押してくれたことがきっかけで退職を決意します。
旦那さんのために背中を押せる明日香さん・・
懐の深さと宮治さんへの愛を感じます!
桂宮治さん、なんと結婚式の披露宴で参列していた会社社長を前に退職宣言をされたそうです!
私には考えられません〜
桂宮治さんすごい肝っ玉です!!!
退職宣言をしたはいいものの、まだ次にやりたいことが見つかっていなかった桂宮治さん。
YouTubeで落語と出会います。
「10回は繰り返し観て大笑いした。これだ、落語だって確信したんです」
俳優引用元:https://dot.asahi.com/aera/2021022500023.html?page=4
俳優さんから化粧品の販売員、落語家へ転身ってことはやっぱり話すのが好きだったんですね。
落語家の師匠を探す際には父親のように一生慕っていけるような落語家を見つけようと漠然と決めていたそうです。
三代目桂伸治(しんじ)さんを見つけた時には全身に稲妻が走るような衝撃ががあったそう。
自分の人生を預ける人はこの人しかいないと一瞬で決めるということは正解でしかないんだ。親以上と思えるような人を探すのが師匠選びでした。変な話、下の世話までできると思える人が師匠なんです。
引用元:https://dot.asahi.com/aera/2021022500023.html?page=4
親以上と思えるような師匠をって師匠の決め方も物語があってさすがですね。
化粧品販売のトップを走っていた人がその業界に留まり続けずに次の業界(落語)で頑張るのを見るとなんだか勇気をもらえます。
これからの桂宮治さんの活躍に期待です!
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